【徹底解説】結婚相談所向けポスティングチラシを作るノウハウ

チラシの作り方結婚相談所の集客方法
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結婚相談所を開業したい人
結婚相談所を開業したい人

Web集客とか、SNSとか難しそうだから、取っ掛かりやすいポスティングから初めてみよう。
でもチラシってどうやって作るんだろう?この前ポストに入っていたのはみんなおしゃれなデザインだったし…素人にも簡単につくれる方法があったら教えて下さい。

こういった疑問に答えていきます。

本記事のテーマ
【徹底解説】結婚相談所向けポスティングチラシを作るノウハウ

こんにちは、サラリーマンをしながら副業で結婚相談所を立ち上げ、仲人をしているサラナコです。

仲人歴は半年ほど。
しかし、開業2ヶ月目で初収益を上げ、4ヶ月目以降は月単位の黒字化に成功しています。

会員の入会も毎月1人以上ありますので、それなりに集客は得意です。
そしてポスティングでもしっかりと会員は獲得していますよ。

それでは実際にポスティングチラシを作っていく方法についてお話していきます。

最初に断っておきますが、チラシはここで学んだからと言っていきなり集客が出来るようなものではありません。
作って→配って→うまく1かなくて→改善して
この作業を繰り返して徐々に完成していきます。

ですので、方向修正をしながら自分の物に育て上げていくという考え方で望んでください。

 

基礎知識

いきなりチラシを作っていっても集客が出来るような立派なものはできません。

基礎知識として知っておいてほしいことは…

  • ターゲットを絞る
  • 何を伝えたいのか明確にする
  • 視線の動きを意識する
  • 使う色は3色までにする
  • 3つの反応

まずは5つのチラシの基礎知識についてざっと学んでおきましょう。

ターゲットを絞る

あなたがサービスを届けたいターゲットを決めましょう。

集客をしたことのない多くの人は、誰でも良いから多くの人に届けたいと思いがちです。
実際僕もそう思っていましたが失敗しました。
何故か?誰でもいいと思って届けてしまうと結局誰の目にも止まらないからです。

例えば、あなたがラーメンを食べたいとしましょう。
あなたは次のうちどんなお店に行きますか?
A 居酒屋
B ファミレス
C ラーメン屋

恐らく多くの方はラーメンを食べたいと思ったらラーメンを専門にしているラーメン屋に行きます。
居酒屋やファミレスでラーメンを食べられるにもかかわらずです。

むしろそちらに行ったほうがラーメン以外にもいろいろなメニューがあるので好ましいと思えるのですが、多くの方が選ぶのはラーメンの専門店です。
そう、「ラーメンを食べたい人を狙おう」という戦略でラーメン屋さんを運営したほうが集客がしやすいんです。
だって、居酒屋やファミレスで行列ができているところなんて見たことが無いでしょう?

であれば僕らが集客をしている時もターゲットを絞った方が上手くいきやすいんです。

ターゲットの絞り方についてはまた★別の記事で詳しく紹介しますね。

何を伝えたいのか明確にする

このチラシを配ることの目的は何でしょう?
あなたの相談所の認知を獲得したいのか?
いえいえ、そうではありませんよね。あなたはきっと新規会員の問い合わせが欲しいはずです。

まずこの事が分かるチラシでなければなりません。
多くの初心者が陥るのですが、ただ料金を書いているだけであったり、サービス内容を書いているだけだったりのチラシが多いです。

残念ながら受け手はチラシを見た後の行動が書いていないと行動はしてくれません。

よくテレビCMで「続きはWebで!」って言葉を聞いたことはありませんか?
あれは、CMを見た段階で商品の購入を促しているものでは無いんです。
Webサイトに誘導するのが目的で、そこで商品を知ってもらい購買行動につなげているのです。

なので、あなたも見た人が「どう行動するべきか」を考えたうえでチラシの設計をしてください。

視線の動きを意識する

デザインをする前に知っておかなければいけないのが視線の動きです。
これを意識して文章や画像を配置するとチラシを撒いたときの反応率が大きく変わります。

Zの法則

まずZの法則ですが、人間の視線は左上→右上→左下→右下というようにアルファベットのZの形を作りながら流れていきます。

これはチラシやWebサイトを見る時も同じです。

自販機やコンビニの陳列棚にもZの法則が利用されています。
Zの法則に従うと左上に注目が集まりますので、左上に一番伝えたいことを配置すると効果的です。

Fの法則

Fの法則は、人間の視線はアルファベットのFを描くように動いていくというものです。

最近ではアマゾンやブログににこの手法が使用されています。
最重要の事柄は一番上に並べると言うのがFの法則のセオリーです。

ただ、Zの法則、Fの法則いずれにせよ、左上に重要な事柄を配置するというのは同じです。

使う色は3色まで

チラシ等のデザインを見ていて、「なんだか見にくい」「ごちゃごちゃしている」と感じたことはありませんか?
この理由の一つが、配色の失敗です。

例えば、自分の伝えたい大切なところを目立たせようとするばかっかりに、何色もの文字を使用してカラフルにチラシを作成しようとしたとします。

ただ、たくさんの色を使用してしまいますとどこが重要かも伝わりません。
更に、まとまりのないデザインになってしまうのです。

読み手を考えたときに読みやすいデザインを作る。
デザインの世界では一つのデザインに使用する配色は3色までというセオリーがあります。

3色の決まりは
ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーとして名付けられています。

このお話はまた別の機会に行いますので、ここでは、色はたくさん使いすぎない方が見やすい程度に覚えておいてください。

3つの反応

「1000枚もチラシを撒いたら応募がたくさん来て忙しくなるだろう」
多くの人が勘違いをするのですが、そんな事はありません。
1000枚もチラシを 配ったってそう簡単に会員は集まりません。
なぜなら人は チラシを見ても下記の考え方を持っているからです。

  • 見ない
  • 信じない
  • 行動しない

つまり、チラシをポスティングする前にあなたが期待していた事は単なる皮算用なんです。
この事を頭に入れて、気を気を引くチラシデザインを作る必要があるのです。

見ない

あなたがポスティングしたチラシなんか、お客さんは真面目に見ません。
悲しいことにポストから出してすぐにゴミ箱に捨ててしまう人が大半です。

ここで考えなければいけない事は、ポストに入ったチラシをいかに目立たせて見込み客に見てもらうかです。

目立つデザインやキャッチフレーズを考えなければなりません。

信じない

あなたのポスティングしたチラシを見たとしても、お客さんはそのチラシに書いてあることを全く信用はしません。

成婚率が何%であったり、今年の成婚者数が何人であったり、 いくら良いことを書いていたってそう簡単に信じたりしません。

あなたにも経験があると思いますが、例えばダイエット系のチラシがポストに入っていた時を思い出してください。
「3ヶ月で10キロ痩せます!」
そんな広告が入ったってそう簡単には信用しないですよね?
だって、どれだけ苦労してもあなたの人生で3ヶ月で10kgも痩せたことなんてないんですから。

あなたのポスティングしたチラシだって受け手からすれば一緒に見えているんですよ。

であれば、どういったチラシの書き方をすれば、あなたのチラシに権威性が出て来るのでしょうか?
どういった書き方をすれば広告の内容に信憑性を持たすことができるのでしょうか?

ここも考えなければなりません。

行動しない

たとえあなたのポスティングしたチラシを見たとしても、 あなたのポスティングしたチラシの内容を信じてもらえたとしても、そう簡単に入会するなんていう行動に消費者は移ってくれません。

だから、チラシを見たらしてほしい行動を明確に書く必要があります。

あなたにもこんな経験があるのではないでしょうか?

  • ポストに入っているチラシがただのメニュー表が書かれているだけ
  • 良さそうな商品が掲載されているのに店の場所や電話番号が書かれていない

先程も言いましたが、チラシの目的は会員登録をしてもらったりウェブサイトにアクセスしてもらったり様々ですが、最終的なゴールがあります。

ですが、多くのチラシは消費者に対して「何をして欲しいのか」が明確に書かれていません。
行動する気のない消費者を動かすためには、明確に次のアクションを提示してあげる必要があるんです。

デザイン

チラシの基本が分かったら、次はデザインについてです。
デザインというと、「センスが良くなくちゃできない」とか、「絵心が良くなくちゃできない」とか思う人が多いです。

実は、デザインはそんなものは必要ありません。
むしろ大切なのは今までお話ししてきたチラシの基礎知識、これがわかっていれば集客に必要なデザインができるんです。

拍子抜けするかと思いますがデザインはセンスではなく技術なんです。
今までお話ししてきたチラシの基礎さえわかっていれば誰でもできてしまいますので、設計をした後にやる事は単なるお絵かきと変わりません。

ただ、なかなか簡単にその技術を取得することは出来ません。
僕らのような素人はまずプロの力を借りたほうがうまくいきやすいです。

  • 知り合いに依頼する
  • クラウドソーシング
  • パクる
  • テンプレートを使う

まずはこの4つから始めていきましょう。

知り合いに依頼する

手っ取り早いのは、知り合いのデザイナーさんに依頼することです。
あなたの周りにもし、デザイナーさんがいればそのデザイナーさんにチラシのデザインを頼んでしまうのが1番簡単です。

その際は、あなたがチラシを作るのが初めてであったり、集客をするのが初めてだと言うことを正直に話しましょう。

相手もプロですので、あなたの状況に合ったチラシをきっちりとヒアリングして作ってくれますよ。

クラウドソーシング

クラウドソーシングという言葉は聞いたことがあるでしょうか?

クラウドソーシングとは、仕事を発注したい人とスキルを持っている人をインターネット上でマッチングするサービスのことです。

今回の例で言うとあなたは自分のチラシを作ってくれるデザイナーさんを探していて、相手のデザイナーさんは仕事を探している状態です。

クラウドソーシングを通してあなたとデザイナーさんがマッチングをすれば、あなたがやる予定であったチラシのデザインを代わりにデザイナーさんがやっていてくれるという仕組みになっています。

クラウドソーシングに登録されているデザイナーさんのレベルは、プロの方から駆け出しの方までピンキリます。
したがって、料金をかけてクオリティーの高いものを作ってもらえたり、逆に少しクオリティを落として、安くデザインを作ってもらうことも可能です

パクる

1番簡単なデザインの方法はパクることです。
そうは言っても丸々人のチラシをパクってくると、それは著作権法違反になりますので参考にすると言った事が正しいかなと思います。

あなたの家にも週に何回かはポスティングのチラシが入れられていると思いますので、パラパラとめくってきて1番目にパッと目についたチラシを参考にさせてもらうのが1番いいかなと思います。

なぜならあなたが目につくという事は他の人の目にもつくからなんです。

テンプレートを使う

今すぐに参考になるチラシが必要なんだ!って人もいると思いますので、参考になりそうなサイトを載せておきます。

ラクスルって知っていますか?
無料でプロが作ったチラシデザインのテンプレートが使える上に、ツールのインストールも必要ありません。
↓こんな感じのデザインテンプレートが1000以上もあり、他の業者と被ることもそうそうありません。

★別の記事で使い方は解説しますが、初心者でも1時間もあればチラシデザインとチラシの発注まで完了してしまいます。

 

構成

ではここからは、実際のチラシに使える構成についてレクチャーしていきます。
デザインは技術だと先程言いましたが、チラシには型があります。
まず、その型を学んだ上でデザインを作る必要があります。

どんなに見た目の良いチラシが出来上がったとしても、必要事項が書いていなければ、問い合わせも来ませんからねぇ…

まずはチラシの表から作っていきましょう。

実はチラシには表と裏があるのですが、みなさんわかりますか?

チラシを持ったときにまず見てもらいたいもの、他のチラシから目を引くように目立たせたい内容を表に書きます。

こんな人

まずチラシの表、それも1番上にはあなたが狙っているターゲットを描きます。
Fの法則、Zの法則を考えると左上がベストですね。

ターゲットと聞くと難しく感じますが、難しいことを書く必要はありません。
例えば「結婚したいけど出会いがない人」とか、「あまりお金をかけたくないけど出会いが欲しい人」とか…
あなたがお客さんとして狙っているターゲットをまず書きます。

これが書かれているチラシをお客さんが見ると、「あれ?これって私の事かも」と思いあなたのチラシを読み進めてくれるんです。

ちなみに「これって私のことかも」て思ってもらうことって実はすごい大事なんですよ。
他人事のようにチラシを見ていたお客さんが、当事者としてあなたの広告を読んでくれるようになるんですから。

反対にお客さんに当事者意識を持ってもらえないチラシって大抵チラシの一番上に「〇〇相談所」とか自分の屋号を書いている人です。
こういう人めちゃくちゃいます。

考えてみて欲しいんですけれど、みんなあなたの相談所の名前って知ってるんですか?
知らないですよね?
であれば、一番目立つところにあなたの相談所の名前が書いてあったって意味がないんですよ。

そんなこと言っても家に入ってくるピザ屋とかスーパーとかのチラシにも店名が先に入っていますよ。
先に店名を書かないと何屋さんか分からないじゃないですか?

残念ながら彼らのチラシの構成を真似してはいけません。
そのピザ屋とかスーパーってチラシを見なくても知っていましたよね?
そこまでの認知を獲得しているのって今までの地道な営業活動があったからこそなんです。
店名だけ書けばみんなが興味を持ってくれるような信用を獲得しているんです。

僕らみたいな弱小事業者ではそんな力技には太刀打ち出来ないことを覚えておいてください。

特徴(悩み)

次に書かなきゃいけないのは、対象となる人の特徴(悩み)です。
先程、一番上にターゲットを書くように言いましたが、その人たちの悩みを書くのです。
結婚相談所の例で言うと、下記の悩みです。

  • 結婚したいのに出会いがない人。
  • 婚活パーティーや、マッチングアプリ での 出会いに行き詰まった人。
  • 婚活のアドバイスが欲しい人。

どうですか?自分の対象としている相手の特徴(悩み)を書くことで、お客さんの方も「そうなんだよ!もうどうすればいいの?」と、更に当事者としてチラシを見てくれます。

連絡先

チラシの一番下には連絡先を書きます。
どんなに素晴らしい優れたチラシを作ったとしても、あなたの連絡先が書いていなければ意味がありません。

お客さんがあなたに対してサービスを申し込みたくても、連絡手段が書いていなければ行動ができませんので。

ちなみに連絡先としてあなたの相談所のWebサイトを載せる場合は、URLと一緒にQRコードを載せてください。
相手の視点に立ってもらうと分かるのですが、URLといちいち手で打ち込んでくれるほどお客さんは暇ではありません。

★QRコードの載せ方は別の記事で解説します。

チラシの表面を見てもらって、読み手の興味が湧いたら、チラシの裏面を見てもらうことができます。

表面では相手を惹きつける内容で興味を持ってもらえば、裏面ではある程度細かいことを書いても読んでもらいやすいです。

ここで、お客さんの信用を取りにいきましょう。

伝えたいこと

ここではあなたの相談所について伝えたいことを書きましょう。
料金やサービス内容について簡単にイメージできるように。

ここで気をつけてほしいのは、良いことばかりを書かないことです。
あなたがチラシを見ていても、良いことしか書かれていなければなんか怪しいですよね?

ここでは少しマイナスなポイントも書いていくと、お客さんの信用を得られやすいです。

実績

そして実績ですね。
今まで何人の会員が成婚したのか?ここが一番大切です。

ですが、開業したての僕らはそんな実績ありませんので、あえて乗せる必要はありません。

え?聞かれたらどうしろって?
「今年の成婚退会者は10人いないくらいですね」って答えておきましょう。
ウソではありませんから。

約束

チラシを見てくれた人への約束事を記載します。
例えば、このチラシを持ってきたら割引きになりますよとか、無料で面談ができますよといった特典です。

これを専門用語ではオファーと言います。
このオファーなんですが、いきなり意味もなく割引のことだけ書いてあると、読み手は信用できないですよね?
(元からこの値段なんでしょ?とかね)

相手に信用させるためには、なぜ私たちがこのオファーを出したのか。これを明確にチラシの受け手に伝えてあげる必要があります。

なんで安くなるのでしょう?それは会員数を増やしたいから。
または、開業したてで会員数が少ないから安くしているんですよ。
とかですね。

世の中の消費者は安かろう悪かろうという考えがどこかにあるので、いきなり根拠もなく安い値段を提示されたからといっても、怪しんで飛びつくことはありません。

連絡先

表に書いた連絡先を使い回せばいいです。
基本的にお客さんは隅から隅までチラシを読みません。

連絡しようと思い立った時に連絡先が書いていなければ行動をしてくれません。
わざわざ表面を裏返して見てくれる可能性も低いので、必ず両面に連絡先を書いておくことをおすすめします。

ツール

チラシを作るにはツールが必要です。
プロが使うような本格的なツールは高いですし、操作が難しいのでここではおすすめしません。

有料の物と無料のものがありますので一緒に紹介します。

無料

Keynote

1つ目はMac純正のKeynoteです。
これはプレゼンテーション用のスライドを作るツールです。

僕が使っているツールでもありますが、自由度が高いので簡単にチラシが作れます。
ちなみにこんな感じのチラシを作れます。

ただ、難点はMacを持っていないと使えません。
多くの人の持っているパソコンはWindowsですので、万人に使えるものではありません。

Canva

CanvaはWebブラウザ上で動作させるツールです。
このためパソコンの性能を気にせず使えますので、今持っているパソコンをそのまま使えます。

私はチラシの作成ではなく、ブログのアイキャッチの作成に使っています。
ですが、よくよく見ているとCanvaはチラシの作成も可能です。
Canvaには豊富なテンプレートが備わっていますので、それなりのデザインのチラシが短時間で作成出来ます。

Canvaには有料のプランがあり、デザインや機能をパワーアップすることが可能ですが、チラシを作るくらいであれば無料プランで十分です。

ラクスル

別の記事で解説しますが、ラクスルというネット印刷会社のWebサイトでも無料でプロが作ったデザインテンプレートを使用し、チラシが作成出来ます。

ラクスルでデザインする利点は、デザインが完了したらそのままチラシを発注出来てしまうところです。

データ入稿等難しいことが発生しませんので、チラシ以前のパソコン初心者におすすめなツールです。

googleスライド

使ったことはありませんが、googleスライドというプレゼンテーションツールもチラシの作成に使えるようです。

こちらもWebブラウザ上で使用可能なツールのため、パソコンの性能に左右されずに使用できます。

有料

PowerPoint

PowerPointは誰もが知っているWindowsのプレゼンテーションツールです。
僕はこのツールを使用していませんが、チラシ作成に使用している人もいます。

一応有料のツールではありますが、結婚相談所を運営される方であれば、契約書はWordを使いますし、会員管理にはExcelを使うかと思います。

PowerPointはおまけでそれらに付いてきますので、導入にはそこまでハードルは高くはないかと思います。

印刷

チラシが出来たら次は印刷ですね。
僕たちが印刷をするとしたらネット印刷か自分で印刷の2通りかと思います。

街の印刷屋さんは高いし、注文の仕方も面倒だし、少量の印刷は受け付けてもらえないこともありますのであまりおすすめしません。

自分で印刷

初めはお金をかけたくないからと自分で印刷することもありますよね。

ただ、結構落とし穴なのですが自分で印刷する場合デメリットがあります。
これがあるために僕は自分で印刷することなく業者にまかせています。

  • 時間がかかる
  • コストが掛かる
  • チラシの端まで印刷されない

時間がかかる

ただただこれですね。
1枚印刷するのに恐らく10秒はかかります。
1000枚分のチラシを作るとしたら、3時間弱もかかりますね。

あ!チラシは裏面も必要でしたね。
そうなると裏面も合わせて6時間になります。

待ってもいいのですが副業として活動している僕にはこんな時間はありません。
最近のプリンタは早いかもしれませんが…

コストが掛かる

ちょっとEPSONさんのサイトを見てきたんですけど、A4片面印刷でかかるインクコストは3円です。両面印刷するから6円ですね。ここに紙代、電気代等がかかってきますので、1枚7円は確実に超えるでしょう。

チラシの端まで印刷されない

いわゆるフチ無し印刷ってやつですね。
機種に関わらず、家庭用プリンタはフチ無し印刷が苦手です。

せっかくデザインに凝ってチラシを作ったとしても、フチがあると手作り感満載ですよね。

案外お客さんはこの手作り感を見ると「大丈夫なのここ?」って思ってしまいます。

ネット印刷

大本命がネット印刷です。
僕が使っているラクスルの話をします。

安い安いと言われているネット印刷の中でも安いですし、料金も分かりやすく、素人でも注文出来ます。

紙の種類はこうして…
加工はこうして…

なんて面倒くさい事を知らなくても注文が出来てしまいます。

どちらが安い?

いつも僕が印刷している条件で計算してみましょう。
自分でやる場合は買ってきたコピー用紙に印刷するだけなので、先程の計算通り1枚あたり6円になります。

僕が普段利用しているラクスルは下記の条件で1枚あたり2.5円です。

  • カラー:両面カラー
  • サイズ:A4
  • 部数:2000
  • 用紙、加工:初期設定のまま

まぁ、時期によって変動しますが、手間やお金の事を考えると業者に頼んでしまった方が圧倒的に楽です。

注文の仕方は別の記事で詳しくお話します。

最初は3000部

チラシのデザインが出来て、印刷方法が決まったら実際に印刷していくのですが、初めは3000部程度にとどめておきましょう。

景気よく一気に配ってしまいたい気持ちも分かりますが、1回目に作ったチラシで問い合わせが来ることは稀です。

まずは3000部配ってみて、反応を見つつデザインや記載内容を修正していきましょう。

1000部配って問い合わせが1回来る割合(反応率が0.1%以上)になったら業者に頼んで一気に配る方がチラシを無駄にせずに済みます。

みんなと変えていく

皆さんの家にもチラシが毎日のようにたくさん来ると思います。
正直たくさんありすぎて違いなんかわからないですよね?

よくよく目を通せば不動産なんだ、ピザ屋さんなんだと分かるのですが、みんな忙しいのでしっかりなんか見る前にゴミ箱行きです。

ここでは、他社のチラシの中から自分のチラシを目立たさせる方法について解説していきます。

この方法はチラシを配ってみて思ったほど反応がなかった場合の施策となります。あくまでも勝負ができるデザインが出来上がっていることが前提です。

紙質

一般的なチラシは「コート紙」というタイプの紙を使用する場合がほとんどです。

「コート紙」は印刷すると安いので、どの業者も使用しています。
どのチラシもツルツルテカテカしていて同じ感触というのはこういう理由です。

そこで、僕たちが差別化をするとしたらどうするかが課題となってきます。

もうちょっと厚めの紙にすればパラパラとした時に目立つのではないか?
そう思った方は110kgとか135kgとかの厚手の紙を使ってみましょう。(いろんな業者が使っているのは90kgです)

ザラザラした紙にすれば目立つのでは?
そう思った方は普通紙(コピー用紙に近い)を使って印刷しましょう。

または、光沢を押さえた紙にしたいのであればマット紙を使うという手もあります。

紙質だけでいろいろな差別化が出来ますので、ポスティングって奥が深いですね。
「そんなに種類があっても素人には分からないよ!」って方。
ラクスルには無料の印刷サンプルを提供するサービスがあります。
https://raksul.com/contact/sample/

発色の仕方はどうなのか?
肌触りはどうなのか?
しっかりした紙なのか?

様々な疑問に答えてくれるサンプルキットなので、1度取り寄せて手元に置いておくと便利でしょう。

大きさ

次の目立たせる方法は印刷用紙のサイズです。

入ってくるチラシを見ていると、A4サイズやB5サイズが主流ですよね。

ではこのサイズを変えてあげると目立つことができるのでは無いでしょうか?

サイズを変えると言っても、大きくすることは難しいです。
なぜならポストの大きさは決まっています。
ポストの入り口に入らないものは折って入れるしかありませんので、結局サイズは他のチラシと一緒になり、差別化することは難しいです。

みんながA4やA5を揃って使っているのにはそれなりに意味があるのです。

ではどうすればいいか?
サイズを小さくすればいいのです。
「えー!でもサイズ小さくしちゃったら書ける情報が減っちゃうじゃん」
気持ちはわかりますが、誰の目にも付かないよりは全然マシです。

それに、どうしても見て欲しいことがあればQRコードを載せてWebサイトにアクセスしてもらえば良いんです。
(A4版の時の広告内容をWebサイトに載せておきましょう)

僕が試した小さいサイズの中で、一番効果があったのはズバリ、葉書サイズです。
葉書サイズと言うよりは葉書に印刷したチラシです。

何がいいかって?
だってポストの中に葉書が入っているんですよ。
間違いなくお客さんは自分宛ての手紙と勘違いするじゃないですか?

他社のチラシと比べてめちゃくちゃ目立っているじゃないですか。

クリアファイル

クリアファイルもなかなか差別化にはおすすめです。

クリアファイルをもらったら大抵の人は捨てずに再利用しません?
そう、恐らく多くの人はクリアファイルを取っておき中のチラシを捨てようとします。

そしてその捨てようとするときは他社のチラシが混ざることなく、あなたのチラシ単体で手にとってもらえるチャンスですよね。

僕もこの方法で何人かの集客に成功しています。

封筒

最後にご紹介したいのが、封筒に入れる作戦です。
これが使える理由は先程言った葉書と同じ理由です。

お客さんが自分宛ての手紙と勘違いしてくれるのを狙うのです。

宛名を書かないと信用してもらえないと思うかもしれませんが、案外皆さん不審には思いません。
なぜなら、マンションに住んでいる人であれば管理会社からのちょっとしたお知らせは宛名のない封筒だったりします。

戸建ての場合は近所の役員さんからのお知らせも宛名のない封筒です。
なんら不審に思うことはありません。

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